演奏表現をさらに高めるサウンド・クオリティ。
GT-10は、高性能DSPチップの搭載によりサウンド・クオリティを大幅に強化。GTシリーズやギター・アンプで培った定番のギター・サウンドはもちろん、最新のチューニングが施されたCOSMアンプ・モデリングとCOSMエフェクトを駆使した迫力あるサウンド・メイキングが可能です。
しかも、アンプ・モデリングや歪みエフェクトは、弾き心地や演奏感を追求したこだわりの設計。ギタリストが求める繊細なピッキングのニュアンスや、ボリューム操作による緻密な音色変化など、サウンドの“密度”にまで注視し、豊かな演奏表現を可能にする高いクオリティを実現しています。
直感的な操作を可能にする、一新されたユーザー・インターフェース。
GT-10は、ユーザー・インターフェースも一新。暗いステージなどでも安心して使用できる視認性の高い大型LCDと、カーソル・ボタンと一体化したダイヤルにより、快適な操作感を実現しています。
また、各エフェクトへダイレクトにアクセスできる高輝度の「エフェクト・セレクト・ボタン」を装備。アクティブになっているエフェクトの確認はもちろん、直感的な操作でパラメーターのエディットが簡単に行えます。
さらにパラメーター操作は数値によるエディット・モードだけではなく、LCDのツマミ表示によるエディットにも対応。コンパクト・エフェクター感覚の直感的な音づくりが可能です。
また、GT-10ではグラフィックLCDの特性を活かして 、アイコン表示を積極的に採用。わかりやすい表示で、エディット操作や各種設定作業をスムーズに進めることができます。

目的のサウンドにすばやく近づけるEZ TONE。
GT-10は、目指すサウンドへすばやくアプローチできるよう、EZ TONE機能を装備。豊富に用意された音楽ジャンルとバリエーションを選ぶだけで、その曲に合った音色セッティングを瞬時に呼び出すことが可能です。
また、EZ TONEでは、SOFT←→HARDや、SOLO←→BACKINGなど直感的な要素のトーン・グリッド画面を使って視覚的に、しかもすばやく簡単に音色の調整ができます。GT-10のサウンドの魅力を十分に引き出すことができる、革新的なサポート機能です。
例えば、下の画面例では一番左(STEP 1:SETTING)の画面でお使いのギターのピックアップ・タイプと、GT-10の出力先を選びます。次に、STEP 2:TONEの画面ではBASIC TONEで音楽ジャンルを選び、VARIATIONで豊富に用意されているバリエーションの中から好みのタイプを選びます。
STEP 3:DRIVEではトーン・グリッド画面で歪みについての調節を行います。実際にギターの出音を確認しながら「もう少しハードに」「もう少しソロ向きのサウンドに」というような、感覚的なエディットが可能になります。
STEP 4:EFXの画面では、ディレイやリバーブなど、空間系エフェクトのかかり具合やディレイ/リバーブ・タイムなどを調節します。この画面でも、出音を確かめながら感覚的なエディットが行えます。
また、これらのEZ TONEの画面は自由に行き来できるので 、歪みやEFXの調節を行った後にSTEP 2:TONE画面に戻ってバリエーションを切り替えることも可能。ギタリストが求めるサウンドをとことんまで追求できるエディット機能です。

パラレル・チェインによる多彩な音づくり。
GT-10は、エフェクトの信号経路を2系統装備。COSMによるアンプ・モデリングを2系統使用できるだけでなく、複数のエフェクトをA/B各チャンネルに配置することが可能になりました。これにより音づくりの自由度は飛躍的に向上。多彩なエフェクトを組み合わせたギター・サウンドが創出可能です。
もちろん、2系統の信号経路の出力は切り替えて使用することが可能。2種類のエフェクト・セッティングを常時スタンバイしておくことができます。
また、2系統の信号をミックスしたり、L/Rに振り分けたり、ピッキングの強弱で切り替えることもできるので、さまざまな演出やパフォーマンスに対応します。
例えば、クリーンなサウンドとディストーション・サウンドを別系統でつくり、ピッキングの強弱で切り替えれば、曲のシーンごとにまったく異なるギター・サウンドを弾き分けることも可能になります。

モノラル38秒の録音が可能なフレーズ・ループ機能。
GT-10は、フレーズ・ループ機能を装備。最大モノラル38秒(ステレオ19秒)の長いフレーズにも対応し、サウンド・オン・サウンドによるステージ・パフォーマンスを強力にサポートします。
フレーズ・ループ機能はエフェクト・チェインから完全に独立。パッチを切り替えながら録音することができるので、音色バリエーションに富んだループをすばやく制作することが可能です。また、フレーズ・ループ機能はエフェクト・チェインの前段に配置することも可能。レコーディングしたループ・フレーズを聴きながら パッチの選択をしたり 、音をつくり込んでいったりと、アイデアしだいでさまざまに活用できます。
充実のアウトプット端子とペダル操作。
GT-10は、ライブからレコーディングまで幅広く活用できるように出力端子も充実。ステレオでのアウトプットはもちろん、ギター・アンプとの連携を高める アンプ・コントロール端子、外部エフェクトを接続できるセンド/リターン端子、高音質なサウンドをそのまま出力が可能なデジタル・アウトプットなど、シチュエーションに合わせたさまざまなアウトプットが選択できます。
さらに、本体にはコントロール・ペダルを2基装備。音色変化などのリアルタイム・コントロールがより簡単に行えるようになりました。もちろん、拡張ペダル端子も装備しているので、エクスプレッション・ペダルなどを接続すれば、さらに多彩なリアルタイム・コントロールにも対応できます。
PCとの連携を高めるUSB AUDIO/MIDI機能。
GT-10は、パソコンとの連携を高めるUSB AUDIO/MIDI機能も装備。USBケーブルを通し、高音質のままDAWソフトに直接ギター・サウンドをレコーディングすることが可能です。
また、GT-10には専用のライブラリアンも用意。エフェクト・セッティングをパソコン上で簡単にバックアップし、管理を行うことができます。
※GT-10用のUSBドライバーおよびライブラリアンは弊社WEBページからの供給となります。ダウンロードしてご使用いただきます。
GT-10エフェクト一覧
リア・パネル