簡単でリアルタイムにレコーディング/サンプリングが可能
RC-50は、フット操作で簡単にフレーズがレコーディングできるループ・ステーションです。レコーディングしたフレーズをバックにギターやベースを演奏したり、さらにオーバーダブでフレーズを重ねていくなど、RC-20XLによって生まれた新しいパフォーマンス・スタイルをさらに拡張し、ギタリスト/ベーシスト以外でも活用できる数々の機能を加えたニユー・モデルがRC-50です。
フット・ペダルの明快な操作方法はそのままに、RC-50では3台分のRC-20XLを使い分けるようなフレーズのコントロールが可能になります。各フレーズは、独立して録音/再生/オーバーダブが可能なため、そのオン/オフを組み合わせることで複雑な構成のソロ・パフォーマンスも余裕で対応。3つのフレーズで構成されるパッチは、最大99個まで保存することができます。
また、パフォーマンスの目的やスタイルに合わせた2つのプレイ・モードを備えています。マルチ・モードでは、パッチ内の3つのフレーズを自在に組み合わせることが可能。同時に再生したり、指定したフレーズに録音することができます。シングル・モードは、簡単な操作で3つのフレーズを次々に切り換えながら録音したり、再生することができます。
ステレオ対応の長時間レコーディングが可能
RC-50は、最長24分(ステレオ)/49分(モノ)の長時間レコーディング※が可能なため、さまざまなフレーズをアクティブに使い分けることができます。思い付いたフレーズを次々にレコーディングしたり、オーバーダブしていくことで、楽曲制作も行うことができます。
また、ソロ・パフォーマンスで使用する数小節のフレーズだけでなく、複数の曲をRC-50にまるごと記憶させることも可能。ライブでのバッキング・ツールとして威力を発揮します。
また、フレーズの再生は通常のループ再生に加え、ワン・ショットやリバース、フェード・インなどの方法が指定できます。フレーズの停止時も、フェード・アウトやループ・エンドの設定が可能。さまざまな演出が可能になります。
※レコーディング時間は、使用状況によって短くなります。
豊富な入出力端子を装備
RC-50は、ギター/ベースだけでなく、さまざまな楽器/オーディオ機器と接続が可能です。ステレオ入力に対応する楽器入力(INST)や、ファンタム電源供給も可能なXLRタイプのマイク入力、CD/MDプレーヤーなどが接続できる外部入力(AUX)と、幅広い入力ソースに対応。ギター/ベースのソロ・パフォーマンスにとどまらず、ボーカル&ラップやDJ用のリアルタイム・サンプラーとして活用でき、多彩なパフォーマンスをサポートします。
また、出力もメイン・アウト(ステレオ/モノ)に加え、任意のフレーズやガイド音を個別に出力できるサブ・アウトも装備。さまざまなシチュエーションで活用することが可能です。
さらに、エクスプレッション・ペダルやフット・スイッチを最大4台まで接続可能。パッチのアップ/ダウンや、フレーズの録音/再生、フレーズ消去やループ/ワンショットの切り換えなど、多彩な機能を割り当てることができます。
多彩な使いこなしを可能にする便利機能を搭載
RC-50は、さまざまな活用法に対応できる便利な機能を搭載しています。CDなどから録音するとき、センターに定位するサウンドを目立たなくさせ、カラオケやマイナス・ワンのフレーズが簡単に作成できるセンター・キャンセル機能や、外部機器やマイクから録音した音をギター・アンプで再生できるよう音質補正をするフラット・アンプ・シミュレート機能など、実践に役立つ機能を装備しています。
また、録音のやり直しや、オーバーダブ時にミスしてしまったときなど、直前の録音/オーバーダブを取り消すことができるアンドゥや、アンドゥをキャンセルするリドゥも装備。簡単にやり直しができるので、気軽にフレーズを録音したり重ねることができます。
高音質のリズム・ガイドを搭載
RC-50は、高音質のリズム・ガイドを装備しています。ロック系のドラムやラテン系のパーカッションなど、豊富なパターンを搭載。メトロノームとしての使用にとどまらず、パフォーマンス時のリズム・パートとしても活用することができます。
再生速度のリアルタイム制御や外部機器との同期再生も可能
RC-50は、フレーズを再生しながら、ペダルのタップ・テンポや外部接続したエクスプレッション・ペダルで、リアルタイムに再生速度を変えることができます。また、テンポが異なるフレーズを同じテンポで再生できるテンポ・シンク機能も搭載。さまざまなフレーズを自在に組み合わせることができます。フレーズ録音時のループ・クォンタイズ機能を使えば、ペダル操作に気をとられることなく、快適に録音作業を進めていくことができます。
さらに、MIDIによるテンポ同期にも対応。MIDI INに外部MIDI機器を接続すれば、同期しながらのフレーズ録音/再生が行えます。
USBでフレーズのインポート/エクスポートが可能
RC-50はUSBを介してパソコンと接続することができます。RC-50のデータをパソコンでバックアップできるのはもちろん、フレーズをWAVファイル(16bit/44.1kHz、Stereo/Mono)としてインポート/エクスポートが可能。波形編集ソフトなどで加工/編集したフレーズをRC-50に取り込んで使用することも可能です。
さらに、リズムやバッキング・パターンを収録したRC-50用ループ・フレーズ集CDも付属しています。
リア・パネル
ラインナップ
●Phrase Recorder "Loop Station"RC-20XL
●Loop StationRC-2