専用のコントロールを装備したステレオ対応の5 トラック・ルーパー
RC-505は、ステレオ・フレーズを5 トラック同時に再生する事ができるBOSS LOOP STATION のフラッグシップ・モデルです。各トラックは専用の録音/オーバーダブ/再生/停止ボタンと専用のボリューム・フェーダーを搭載しており、手元の操作で自由なループ・パフォーマンスを行うことができる、テーブルトップ型のルーパーです。また各トラックの再生方法(マルチ/シングル/ワンショット/リバース)やテンポ同期の仕方などもフレキシブルに設定できるため、自由度の高いクリエイティブなループ・パフォーマンスが可能です。
強力なオンボード・エフェクト
RC-505 は、ループ・パフォーマンスを彩る充実したエフェクトを内蔵しています。INPUT FX はループ録音中に、TRACK FX は録音されたフレーズに対して使用することができます。INPUT FX、TRACK FX のそれぞれに3 つずつ、合計6 つの専用ボタンを搭載しており、使用するエフェクトを瞬時に呼び出し可能です。また、大型のエフェクト・コントロール・ノブでフィルターのカットオフや、エフェクトの効き具合をリアルタイムにコントロールすることもできます。さらに、バージョン2.0 では、割り当てられた3 つのエフェクトを同時に使用可能、強力な新規エフェクトも追加、サウンドメイクの幅が広がりました。全体的なサウンドの仕上げに絶大な効果を発揮する、グローバル・コンプレッサーとリバーブも搭載しています。
フレーズ・メモリと内蔵リズム
RC-505 は、99 のフレーズ・メモリを内蔵、様々な再生方法やエフェクトの設定、フレーズ・トラック・データなどを保存しておくことが可能です。頻繁に使用される設定の組み合わせは、ユーザー・セットとして保存しておくことでで、熱いパフォーマンス中でも素早く簡単に任意のフレーズ・メモリを呼び出すことができます。また、複雑な拍子を含む合計85 パータンの内蔵リズムを搭載しており、リズムトラックとしてだけでなくループ・レコーディングのガイドとしても使用可能です。リアパネルに配置されたヘッドホン・アウトから内蔵リズムのみを出力する事もできるため、よりスムーズな録音をサポート。さらに、バージョン2.0 では、指定したトラックのフレーズのみをこのヘッドホン・アウトから出力することも可能になりました。
オーディオ入力とUSB 端子
RC-505 は様々な入力端子を搭載しており、複数のオーディオ・ソースをリアルタイムにミックスしてループを構築することができます。ファンタム電源の供給が可能なXLR マイク端子、ギターやシンセサイザーなど様々な楽器に対応したMONO/STEREO 標準端子、そして携帯音楽プレーヤーや他のステレオ機器を接続するためのステレオ・ミニ・ジャックを装備しています。またUSB 経由でPC と接続することにより、リアルタイムでWAV データのインポート/エクスポートができ、データのバックアップや、PC上のWAV ファイルをループ・フレーズとして事前に読み込んでおくことも可能です。さらに、USB オーディオ/MIDI 機能も搭載しており、ノートPC やMIDI デバイスと接続してのステージ・パフォーマンスやオーディオ録音も簡単に行うことができます。
さまざまな楽器入力に対応する豊富な入力端子を装備。
RC-505は、マイク、ギター/ベース、キーボード、オーディオ・プレーヤーなど、さまざまな機器の入力に対応しています。ファンタム電源対応のXLRマイク端子、ステレオ入力に対応するINST端子を装備。MP3プレーヤーを接続できるAUX入力端子も備え、バッキング・トラックを再生しながらのパフォーマンスも行えます。
また、ヘッドホン、外部ペダルの接続にも対応。リズム音をヘッドホンのみに出力することもでき、リズム音をクリック音として使用するときに便利です。CTL1,2/EXP端子にエクスプレッション・ペダル(別売:Roland EV-5)やフット・スイッチ(別売:FS-5U、FS-6)をつなぎ、さまざまなパラメーターや機能を足元でコントロールすることが可能です。
ループ・コントロールのカスタマイズ
RC-505 は、ループ機能やその他の操作のリアルタイム・コントロールをカスタマイズすることができます。バージョン2.0 では、最大で16 項目の機能をフロント・パネルのボタンや、外部エクスプレッション・ペダル、フットスイッチ、MIDI CC などにアサインできます。さらに、フット・コントロールの自由度が格段に上がっており、演奏中手元での操作が難しいギタリストやキーボーディストなど幅広いループ・パフォーマーにもコントロールしやすいツールへと進化しました。また、16 項目のコントロール・アサインは、フレーズ・メモリに保存し、曲ごとにカスタマイズした設定を呼び出すことができます。