The Nextone Experience

正統進化を遂げたギターアンプ

The Nextone Experience The Nextone Experience

Nextone は、多くのギタリストに愛され続けている真空管アンプの魅力を、現代の音楽シーンにマッチさせたモダン・ブティック・アンプです。Tube LogicによりデザインされたNextoneは、真空管アンプさながらのサウンドとプレイ・フィールに先進的な機能を備えることで、ギタリストのニーズに応えます。

選択可能なパワーアンプ・タイプ — アナログ・クラスAB・サーキットを採用したパワーアンプは、4タイプより選択が可能。それぞれ代表的な真空管アンプを元に設計されており、タイプを切替えると、それに呼応してアンプ全体の振る舞いも変化し、根本からサウンド・キャラクターが変化。どんなスタイルにも最適なトーンを得られます。サウンドはもちろんのこと、レスポンスの変化を指先で感じることができるレベルにまで到達しています。

ディープなチューニング — パネル上のノブや専用のエディターで回路レベルのチューニングを実現。真空管サウンドをアンプ・ビルダーのごとく、自らの手で調節できます。

いつも最高のサウンドを — POWER CONTROL機能により、ステージでも自宅でも、アンプのスイート・スポットを常に最適な音量で鳴らすことができます。

現代のニーズにあった信頼性と拡張性 — Nextoneは、真空管の劣化を気に掛ける事なく、常に最高のパフォーマンスを発揮。さらにライン出力をはじめとする豊富な出力やフットスイッチの拡張端子など、実用的な機能を多数搭載します 。

Tube Logicによる本物のサウンドとプレイ・フィール

Nextoneは真空管アンプのダイナミックなサウンドだけでなく、プレイ・フィールをも指先で感じることができる至高のモダン・ブティック・アンプです。BOSS独自のTube Logicに基づきアンプをデザインすることで、アンプ内で複雑な相互作用が発生。まるで生きものが呼吸する様な生々しいサウンドとレスポンスで、ギタリストのプレイに答えてくれます。

パワーアンプはサウンドの特徴を構成する非常に重要なコンポーネントです。また、一般的な真空管アンプは、トーン・スタックからパワーアンプ、キャビネット、スピーカー、パワーサプライまで、全てのコンポーネントが互いに影響を受けあうことで、特有のサウンドやプレイ・フィールが得られます。

Nextoneは、アンプ全体でこれらの相互作用が発生し、真空管アンプさながらのサウンドを生み出します。パワーアンプには代表的な4タイプを搭載し、切替えが可能。このパワーアンプの切替えに呼応して各コンポーネントの反応も変化します。Nextoneは、個々のパーツやセクションに着目して特性のみでモデリングされた一般的なチューブ・レス・アンプとは異なり、プレイヤーが微妙なニュアンスまでも感じ取れることができる有機的なアンプです。

Real-Deal Tone with Tube Logic

パワーアンプの重要性

プリアンプは、ギターアンプにおいて音色を調節する機能を備えているため、多くのギタリストが気に掛けるセクションです。しかし、実際にギタリストが魅力を感じているサウンドの存在感や艶、パンチ、フィーリングといったものは、アンプの心臓部であるパワーアンプが大きく影響を与えることで発生しています。

代表的な真空管アンプのスタイルは、それぞれ固有の特徴を持った4種類に分類されます。Nextoneはこの4種類のパワーアンプ・タイプを内蔵しており、ニーズにあわせて切替えることで、自分の狙っているサウンドを引き出すことが可能です。EL84タイプのパワーアンプ・サーキットは、ブリティッシュ・スタイルのコンボ・アンプを代表とするサウンドで、高域の美しい鈴鳴りが最大の特長です。EL34タイプは、同じくブリティッシュ・スタイルのスタック・アンプを代表とするハイゲイン・サウンドで、豊かな中低域が魅力的です。6V6タイプは低出力なアメリカン・コンボ・アンプの腰高な甘いクランチ・サウンドが特徴。6L6タイプは、ハイパワーなアメリカン・コンボ・スタイルで、パンチがあり、広いヘッドルームを活かしたクリーン・サウンドが愛されています。

The Importance of the Power Stage

4つのパワーアンプ・バリエーション

ギタリストの求める最高のアンプは 、演奏する音楽ジャンルやプレイ・スタイルに大きく左右されるため、その時々の状況によって変化します。Nextoneでは、アンプのサウンド・キャラクターの要となるパワーアンプを4種類から選択することが出来るため、様々なニーズに対応することが可能です。パワーアンプの切替えに合わせ、アンプ内の相互作用もフィジカルに変化。高度なTube Logicにより真のパフォーマンスを発揮します。

また、Nextoneのリアクティブ・パワーアンプ・サーキットは、ギタリストのプレイにシームレスに反応するよう、エンジニアによって慎重にチューニングされています。一般的なソリッドステートのクラスDアンプとは異なり、アナログ・ディスクリート構成のクラスABサーキットによりダイナミックでパンチのある、理想的なサウンドを得られます。

Four Amps in One

カスタム・チューニングされたキャビネットとスピーカー

Nextoneシリーズのキャビネットは、他セクションと理想的な相互作用を生み出し、ベストなサウンドとプレイ・フィールを実現するよう慎重にチューニングされています。フラッグシップのNextone Specialは専用に設計されたカスタム・スピーカーWAZA B12Wを搭載することで、究極のサウンドを追求。1960年代から愛され続けているアルニコの“ブルー・ベル”スピーカーを彷彿とさせるサウンドに高い耐久性を備え、アンプと抜群のコンビネーションを生み出します。豊かな低域、甘い中域、透き通る様な高音域のキャラクターを持ったワイドレンジなスピーカーは、4タイプのパワーアンプの個性を最大限に引き出します。

Custom-Tuned Cabinet and Speaker

ビルダー・レベルのサウンド・カスタマイズ

ハイエンドな真空管アンプの中には、専用のスイッチを搭載することギターや演奏スタイルに応じてトーンを微調節することができるモデルもありますが、その種類や調整できる範囲は限られている事が多いです。Nextoneは先進的なテクノロジーを駆使することで、経験豊富なアンプ・エンジニアによる調節を必要とする様なディープなチューニングまで、ギタリスト自らの手で行えます。また、Nextone Specialはお気に入りのセットアップを保存するための3つのTONE SETTING MEMORY機能を搭載。Nextone ArtistとStageは、CLEAN/LEADチャンネル、それぞれでカスタムした設定を1つずつ保存することができます。

パネル上のノブや、PC(Windows/Mac)のNextone専用エディターで、AMERICAN/BRITISH 2つのタイプから選べるトーン・スタックをチャンネルごとに選択/設定が可能。またSAGやBIAS、CHARACTER SHAPE機能でパワーアンプのレスポンスもチューニングし、あなたにとって理想的なトーン・カスタマイズを実現します。他にもTONEスイッチや11種類のBOOSTタイプ、細かなセッティングが可能な内蔵エフェクトにより、サウンドのバリエーションは広がります。

さらにフラッグシップのNextone Specialは、アンプのパワーステージにおいて未だかつてないレベルでのコントロールを実現したCUSTOM TUNE機能を搭載。Tube Logicにより、Top、Bottom2つのノブを駆使したパワーアンプ調整を行えます。

Top – EQのTREBLEコントロールはプリアンプ回路内に配置されているため、アンプの入力信号と歪み量に大きな影響を与えます。Nextone SpecialのTOPコントロール・ノブは、EQのTREBLEコントロールとは異なりプッシュ・プル・パワーアンプ・セクションの直前に配置されているため、歪み量に影響を与えることなく、音の輪郭を柔らかく、または明るくすることが可能です。

Bottom – EQのBASSコントロールは、入力信号と相互に作用を起こし、サウンド全体に大きな影響を及ぼします。一方でNextone SpecialのBOTTOMコントロール・ノブは、パワーアンプ・ステージと直接的に相互作用することで、音の粘りとダイナミクスに焦点を当てた制御が可能です。絞り切った設定では、低音域の粘りは最大化、ノブを解放していくと低周波数帯が絞られ、より引き締まったサウンドになります。

Personalize Your Sound

あらゆる音量でスイート・スポットのサウンドを

一般的に、真空管アンプは十分にボリュームを上げたサウンドが至高と言われています。ボリュームを上げパワーアンプに負荷をかけることで、サウンドに艶が増し、圧倒的な存在感が生まれるためです。また、この特徴はパワーアンプ毎に異なり、それぞれ独特な魅力が潜んでいます。このスイート・スポットと呼ばれる心地のいい音色の変化を得ようとすると、現実的な音量ではなくなる場合が多く、アンプ愛好家の頭を悩ませています。

NextoneシリーズはPOWER CONTROL機能により、スイート・スポットのサウンドをどんな音量でも得ることが可能です。一般的なアッテネーターとは異なり、Tube Logicにより各セクションの相互作用を保つことで、最大出力のワット数を下げた状態でもパワーアンプをフル稼働させることができます。Nextone ArtistとStageは、3段階で調節可能、Specialではさらに微調整の効く5段階での切り替えを行えます。

Ride in the Sweet Spot Everywhere You Play

現代のニーズに応える充実した機能

真空管アンプを最高のコンディションで維持するには、定期的なメンテナンスが欠かせません。また、真空管の組み合わせ方や個体の特性管理、AC電源の影響など専門的な知識も要します。Nextoneは、これらの悩みからギタリストを解放し、理想的な真空管アンプ・サウンドとプレイ・フィールを提供します。真空管の消耗や玉切れを心配する必要もなく、いつでも最高のコンディションでライブに望むことができ、パワーアンプに負荷をかけ続けても、安定してギタリストのダイナミックなプレイに反応してくれます。

本体背面には、現代のニーズにマッチしたスペックも装えています。演奏中にCLEAN/LEADのチャンネル切替えを行うためのフットスイッチ(GA-FC、FSシリーズ)接続端子や、より柔軟なコントロールを可能にするMIDI INを装備、お気に入りのエフェクトをSEND/RETURN接続することも可能です。キャビネット・シミュレート・サウンドを出力できるLINE OUTやPHONES/REC OUT、USBを用いれば、PAへの出力や自宅でのレコーディング、ヘッドホンを使用した練習でも存分に力を発揮します。USBは他にも専用エディターの利用が可能なため、PC上でのエディットやパッチ管理にも便利です。EXTRA SPEAKER OUTは、16Ωのキャビネットを2台まで接続できるため、12インチ4発の大型キャビを2台スタックして大迫力のサウンドを鳴らすこともできます。

Practical Features for Modern Performances