クリエイティブなパフォーマーのための次世代Loop Station
2001年、初代Loop Station RC-20の登場からループ・パフォーマーは世界中に増え続けています。そして、パフォーマーと共に進化を続けてきたBOSS Loop Stationシリーズは、幅広いラインナップを揃え、今もなお熱い支持を得ています。RC-10Rは、現代的なアーティストのインスピレーションを引き出すLoop Stationの新機種です。その即興性に優れたデザインは、ステージ・パフォーマンスや音楽制作においてギタリストやシンガー・ソングライターのユニークで自由な発想を引き出します。
ルーパーとリズム・マシンの融合
RC-10Rは、ルーパーとリズムを連動させループ・サウンドを構築できる新しいコンセプトのLoop Stationです。他のLoop Stationに搭載されているベーシックなリズム・ガイドとは異なり、曲の進行に合わせ躍動感のある演奏を展開することができます。RC-10Rのリズムはイントロ、パターン1、パターン2、エンディングの4つのディビジョンで構成され、2つのループ・トラックはリズムのパターン1、2にそれぞれ連動します。プレイヤーは2つのループ・トラックをリズムの展開と連動して録音/再生ができ、パターン1、2に別々のバッキングをループさせて、楽曲を構成できます。ディビジョン間はフィルを挟んでスムーズに繋がるため、イントロからエンディングまで自然な楽曲の展開が可能です。
高品位なリズム・サウンドと自然なグルーヴ
RC-10Rは、280種類を超えるリズム・パターンを内蔵しており、ロック、ポップ、フォークからラテン、ジャズ、エレクトロニカ他、あらゆるジャンルの音楽に対応可能です。音楽的なニュアンスを再現し、演奏のイメージに合った自然なグルーヴを生み出します。オリジナルのリズム・パターンを使用したい場合は、SMFのリズム・データをMac/Windowsに対応した専用ソフトウエア経由で、最大50種類までを本体に保存することができます。また、16種類の音色キットを内蔵し、全てのリズム・パターンにおいて即座に変更が可能です。重厚で激しいロックから軽やかなパーカッション・サウンドまで、自然なグルーヴに合わせてループ・パフォーマンスができます。
多種多様なプレイ・スタイルに対応
RC-10Rのルーパーとリズムは連動させて使用するだけでなく、個別に使用する場合でも力を発揮します。リズムを鳴らさずに2つの独立したループ・トラックに一からフレーズを重ねて楽曲を構築できます。また、足元でコントロールするリズム・マシンとして、ステージやセッション、日々の練習におけるパートナーとしても活躍します。
柔軟性の高いコントロール
RC-10Rは、セッティングの確認に便利なLCDと柔軟性に富んだコントロールにより、コンパクトな筐体ながらスタンドアローンで操作が可能です。さらに最大でフットスイッチを2つ、もしくはエクスプレッション・ペダルを1つ接続でき、アンドゥ/リドゥや、ループ・トラックの音量等をコントロールできます。また、ステレオ・ミニ・タイプのMIDI端子も装備しており、他のMIDI機器からRC-10Rを制御したり、クロックをシンクさせたりすることも可能です。
クラス最先端のルーパー・エンジン
RC-10Rのルーパー・エンジンは、スタジオ・レコーディング機器に匹敵するAD/DA変換 32bit、内部演算 32bit float(浮動小数点)処理の高いオーディオ・クオリティを実現。また、他のLoop Stationと同様に、楽器から入力されたドライ・サウンドは色付けのない自然な音質を確保しています。
ベストなサウンドを再生
ギターとリズムのサウンドは、最適な再生システムがそれぞれ異なります。通常、ギターのサウンドはギター・アンプから、リズムのサウンドはフルレンジ対応のPAシステムから再生することで、それぞれに適した音質が確保されます。RC-10Rの2つアウトプットは、ギター・サウンドとリズム・サウンドを別々に出力可能なので、それぞれのサウンドを適切な再生システムに出力できます。また、出力するサウンドを最適化するアウトプット・フィルターにより、シンプルなセットアップでアンプが1台しか使えない場合でも、再生システムに応じた出力が可能です。制限のある再生システムにおいてもベストなサウンド・クオリティを保つことができます。