歌う
VE-8のボーカル・チャンネルでは、非常にシンプルな操作でスタジオ・レベルのボーカル・サウンド・メイキングが可能。マイクをXLR インプットに接続、好みに合わせてリバーブで深みを、エンハンスでクリアさを加えれば、まさにプロ・クオリティのサウンドが瞬時に再現できます。また、エレクトロニック・ボイスやディストーション、ラジオ・ボイスなどの積極的なエフェクトを追加するとさらに表現の幅が広がります。
弾く
ギター・チャンネルでは、アコースティックなサウンドを徹底的に追求。新規開発されたアコースティック・レゾナンスにより、ピエゾ・ピックアップ特有のサウンド・キャラクターを、まるで目の前でアコースティック・ギターを弾いているかのような生々しい自然な響きに復元することができるようになりました。また、ステージで必須のチューナーや、瞬時の対応が難しかったハウリングをコントロールするためのノッチ・フィルターとフェイズ・インバーターを搭載しています。さらに、定番のリバーブやコーラスから、オクターブ、モジュレーション・ディレイなど、ルーパー使用時にも力を発揮するアグレッシブなエフェクトまで幅広く搭載し、ライブ演奏の可能性を広げてくれます。
ハーモニー
VE-8のハーモニー機能は、今までにないほど簡単に美しいボーカル・ハーモニーを作り出し、ワンランク上の表現を可能にします。オート・ハーモニー機能では、入力されたギターのコード進行から自動でキーを分析、ボーカルに最適なハーモニーを付け加えることが可能です。また、手動でのキー設定やハイブリッド・モードも搭載し、ライブやレコーディングなど様々な状況にあわせて柔軟なセットアップを実現しました。さらに、ボーカル・サウンドをより豊かに存在感のあるものにしてくれるダブリング・エフェクトも搭載しています。
ルーパー
VE-8 専用に設計されたルーパーは、いつでも簡単にパフォーマンスに取り入れらるようにスタンバイしています。専用フットスイッチでパーカッシブなリズムからコード・ワーク、コーラスなど、様々なフレーズをLOOP 録音・再生可能です。ギターのみ、ボーカルのみ、もしくはその両方のレコーディング・ソース切り替えはパネル・スイッチ、もしくは外部フットスイッチで簡単に可能、さらに、外部スイッチを使用すればLOOP の停止をワン・アクションで行えるようになります。
接続端子
背面パネルには、マイク入力用のファンタム電源付きXLR 端子と、ギター入力用の標準端子を装備。また演奏時に携帯音楽プレーヤー等からバッキング・ソングを再生する事ができるAUX IN 端子も搭載しています。XLR のバランスアウトは直接PA に、標準アウトはステージ上のモニターやアコースティック・アンプへと、それぞれ別々に振り分けてサウンドを送ることができます。それぞれの端子へはボーカルとギターを別々に振り分けて出力することも可能です。また、それぞれのチャンネルには3 バンドEQ とローカット・フィルターを搭載しており、会場の音響に合わせた柔軟な音色調整もできます。さらに、USB でPC と接続すれば、VE-8 からDAW へ直接レコーディングする事も可能です。
操作
VE-8はパネル上でのシンプルなつまみ操作による直感的な音作りを実現しました。曲ごとにお気に入りのセッティングを作り、最大で50メモリを保存、ステージ上で簡単にメモリを呼び出す事もできます。また、VE-8のために新たにデザインされた3つのフットスイッチは演奏中に様々な機能をコントロール可能、オプションのフットスイッチを接続すれば足元でのコントロールの幅がさらに広がります。