ES-8 システム・プログラム ( Ver.2.05 )


【重要】
ES-8 Ver.2.01 以前からアップデートする場合、アップデート後に「工場出荷時の設定に戻す (Factory Reset)」を実行して設定を初期値に戻す必要があります。
※ ES-8 Ver.2.03 以降からアップデートする場合、「工場出荷時の設定に戻す (Factory Reset)」の操作は不要です。「Step 1: ES-8 Ver.2.05 へアップデート」だけ行ってください。

バージョンの確認方法
~ダウンロードをする前に、チェックしてください。~
  1. [ EDIT ] ボタンを押しながら AC アダプターを接続します。
    電源が入り、ディスプレイにバージョンが表示されます。
    ※「 2.05 」以上が表示されましたら、本アップデートを行う必要はありません。
  2. バージョンを確認したら、ES-8 の電源を切ります。

変更内容
[ Ver.2.05 ] 2020/08
不具合修正
  • 「セパレート」を利用した特定の接続設定で、音が出なくなる不具合を修正しました。

[ Ver.2.04 ] 2020/01
不具合修正
  • 特定の LOOP STRUCTURE 設定で音が出なくなることがある不具合を修正しました。

[ Ver.2.03 ] 2019/11
不具合修正
  • EXT CTL 端子の EXP 1, 2 から誤ったデータを出力することがある不具合を修正しました。
  • パッチの保存操作 ( WRITE, COPY, EXCHANGE ) を行った際、ごくまれにデータ保存が正常にできないことがある不具合を修正しました。

[ Ver.2.01 ] 2017/04
不具合修正
  • エクスプレッション・ペダルを操作すると、MIDI 同期が揺らぐ不具合を修正しました。

[ Ver.2.00 ] 2017/03
詳しくは、[取扱説明書] の「 ES-8 Version 2 追加マニュアル 」をご覧ください。
機能追加
  • エフェクト・ループの接続方法に「セパレート」を追加
  • LINK 機能の追加
  • Assign の Target に「 Patch MIDI 」を追加
  • パッチ/システム・パラメーターの追加
  • ES-8 Editor に対応しました。
機能改善
  • Loop On/Off 画面(プレイ画面)の表示内容を変更

アップデートの注意
ES-8 Ver.2 は、ES-8 Ver.1 と MIDI system exclusive パラメーターの互換性がありません。
Bulk Dump で保存したデータは、アップデート前に ES-8 本体に戻してからアップデートを実施してください。

アップデートに必要なもの
  • ES-8 本体
  • USB-MIDI インターフェイス( Roland UM-ONE mk2 など)
  • MIDI ケーブル 2 本
  • USB 2.0 端子を備えたパソコン ( Windows または Mac )
  • ES-8 Editor for Windows + アップデート専用簡易 SMF プレーヤー UpdSMF for Windows
    または
    ES-8 Editor for macOS / OS X +アップデート専用簡易 SMF プレーヤー UpdSMF for macOS / OS X

アップデート作業における注意点
  • このアップデートは、手順どおりに実施すれば特に問題はありません。所定の手順に従わずに通常のモードでこのアップデート・データを送信すると、システムを破壊してしまい、起動できなくなることがありますのでご注意ください。
  • アップデート作業中に電源が切れるなどの不慮の事故が発生した場合には、システムが破壊され使用できなくなる事があります。この場合は、お求めの販売店、または、弊社サポート窓口までご相談ください。
  • システム・プログラムの入手ができなかったり、アップデート作業環境のないお客様のために、ローランドでは有償アップデートのサービスをご用意しています。弊社サポート窓口からご相談ください。
  • このシステム・プログラムに関するアップデートの操作手順などのお問い合わせにはお答えできません。あらかじめご了承ください。ここに書かれている情報を元に、自己責任において作業をお願いいたします。

ダウンロードと圧縮ファイルの解凍
es8_sys_v205.zip を適当なフォルダにダウンロードしてください。
ダウンロードしたファイルは Zip アーカイブのファイル形式になっていますので、ダウンロード後解凍してください。
解凍が終了するとアップデートに必要なデータを納めた es8_sys_v205 フォルダが現れ、その中に 2 個のファイル( 001UPD.mid, 002APP.mid )が納められています。

アップデート手順
下記の手順に従って、解凍したシステム・プログラムを ES-8 へインストールしてください。
※アップデートの実行中は、絶対に ES-8 の電源を切らないでください。
※ ES-8 Editor の詳しい操作方法は、[取扱説明書] の「 ES-8 Editor 取扱説明書 」をご覧ください。

Step 1: ES-8 Ver.2.05 へアップデート
  1. 「 USB-MIDI インターフェースの MIDI OUT 端子」と「 ES-8 の MIDI IN 端子」を MIDI ケーブルで接続します。
  2. ES-8 の [DISPLAY/EXIT] ボタンと [右矢印] ボタンを押しながら AC アダプターを接続します。
    ES-8 のディスプレイに「 UPd 」と表示されます。
  3. コンピューター上の UpdSMF を起動します。
  4. MIDI Out Device を、接続した USB-MIDIインターフェース に設定します。
  5. 「 UpdSMFJ ( Mac の場合は UpdSMF ) 」上の [ Path ] ( Mac OS の場合は [ Select... ] )をクリックして、SMF Path ( Mac の場合は SMF Folder ) 表示からアップデート・ファイル ( 001UPD.mid, 002APP.mid ) のあるフォルダーを指定して [ OK ] をクリックします。
  6. [ Scan SMF ] をクリックして ( Mac の場合は不要 )、ファイル・リスト内にアップデート・ファイル( 001UPD.mid, 002APP.mid ) が表示されていることを確認します。
  7. [ Send ] をクリックします。
    アップデート・ファイルの送信が始まります。
    ディスプレイに「 ok 」と表示されたらアップデート完了です。
  8. AC アダプターを取り外して電源を切ります。
  9. 「バージョンの確認方法」をご覧の上、バージョンが更新されていることを確認してください。

※ ES-8 Ver.2.03 以降からアップデートする場合、以下の操作は不要です。

Step 2: ES-8 Editor「ライブラリアン」を使って設定を保存する ~ ES-8 本体の設定をすべて保存する (EXPORT)
  1. 「 USB-MIDI インターフェースの MIDI OUT 端子」と「 ES-8 の MIDI IN 端子」を MIDI ケーブルで接続します。
    「 USB-MIDI インターフェースの MIDI IN 端子」と「 ES-8 の MIDI OUT 端子」を MIDI ケーブルで接続します。
  2. ES-8 Editor 起動後、[Option] をクリックして、MIDI Device IN と MIDI Device OUT に使用する MIDI I/F インターフェース を選択します。
  3. [CONNECT] ボタンをクリックします。
    正常に接続されていると、自動的に ES-8 と通信を開始します。
  4. [Librarian] ボタンをクリックします。
  5. [EXPORT] をクリックします。
  6. 保存先を選択して設定します。
  7. [保存] をクリックします。
    ES-8 本体と通信して、すべての設定をファイルへ保存します。

Step 3: ES-8 Ver.2.05 の本体操作で初期化を行う ~ 工場出荷時の設定に戻す (Factory Reset)
  1. [EDIT] ボタンを押します。
  2. 「UTILITY」を選び、[ENTER] ボタンを押します。
  3. 「Factory Reset」を選びます。
  4. 以下のとおり、範囲を設定します。
    Frm: Sys
    To: 99-8
  5. [ENTER] ボタンを押して、実行します。

Step 4: ES-8 Editor「ライブラリアン」を使って設定を ES-8 本体へ転送する ~ ファイルに保存した設定を ES-8 本体へ転送する (IMPORT)
  1. 「 USB-MIDI インターフェースの MIDI OUT 端子」と「 ES-8 の MIDI IN 端子」を MIDI ケーブルで接続します。
    「 USB-MIDI インターフェースの MIDI IN 端子」と「 ES-8 の MIDI OUT 端子」を MIDI ケーブルで接続します。
  2. ES-8 Editor 起動後、正常に接続されていると、自動的に ES-8 と通信を開始します。
  3. [Librarian] ボタンをクリックします。
  4. [IMPORT] をクリックします。
  5. 設定を保存したファイルを選択します。
  6. [開く] をクリックします。
    ES-8 本体の設定が書き換わることへの確認メッセージが表示されます。
  7. ES-8 本体の設定を書き換えてもよいときは、[EXECUTE] をクリックします。
    ES-8 本体と通信して、ファイルに保存された設定をすべてES-8 本体へ転送します。