GT-10 システム・プログラム (Ver.1.02)
<お知らせ>
弊社製品と Windows XP を組み合わせてお使いになる場合のサポート終了について ( 2014.03.10 )
<お知らせ>
弊社製品と Windows Vista を組み合わせてお使いになる場合のサポート終了について ( 2017.04.03 )
■
バージョンの確認方法
すでに最新バージョンの場合には、アップデートをする必要はありません。ダウンロードをする前に、バージョンを確認してください。
- [ DISPLAY MODE ] ボタンを押しながら、電源をいれます。
"GT-10 GUITAR EFFECTS PROCESSOR" という表示が出るまで、ボタンを押したままにしておいてください。その後、しばらくすると GT-10 VERSION 画面が表示されます。
- 画面に表示されるバージョンを確認します。
- GT-10 の電源を切ります。
■
変更内容
[
Ver1.02 ]
[
不具合修正 ]
- Patch ChgMode = Smooth の設定 (P.68) もしくは PHRASE LOOP (P.58) が動作中の場合における以下の不具合を修正しました。
- パッチ・チェンジの際、特定の設定で、発音停止、異常音が発生することがある
- パッチ・チェンジの際、GRAPHIC EQ (P.102) がオフにも関わらず効果がかかってしまう
- パッチ・チェンジを高速に繰り返すと、各エフェクトのオン/オフがメモリしていた状態と食い違うことがある
- FX CHAIN 画面 (P.38) のレベルメーターについて、EFFECTS SELECT のボタン操作によるカーソル移動で、表示対象がカーソル移動に追従していなかった不具合を修正しました。
[
機能改善 ]
- CHORUS の MODE パラメータのエディット時の切り替えを滑らかにしました。
- PATCH NAME 画面の KEYWD 機能 ( P.41 ) で、カテゴリー変更をすぐにキーワードに反映するようにしました。
■
アップデートに必要なもの
GT-10 のシステム・プログラムをアップデートするためには、下記のものが必要になります。
- GT-10 本体
- スタンダード MIDI ファイルを正常に送信できる MIDI シーケンサー、または簡易 SMF プレーヤー UpdSMF が使用できるコンピューター
※本アップデート・プログラムのような、システム・エクスクルーシブ・メッセージを大量に含んだ SMF を正常に再生できないシーケンス・ソフトがありますので、簡易 SMF プレーヤー UpdSMF のご使用をおすすめします。
- 簡易 SMF プレーヤー UpdSMF ( Windows 版 )
- 簡易 SMF プレーヤー UpdSMF ( Mac 版 )
- MIDI ケーブルまたは USB ケーブル
※ USB 接続をお使いの場合は、先に GT-10 専用ドライバーをインストールしてからお使いください。
■
アップデート作業における注意点
- このシステム・プログラムのアップデートでは、ユーザー・メモリの初期化は行いませんが、念のため、システム・プログラムのアップデートを行なう前に GT-10 Librarian もしくはバルク・ダンプを使って、ユーザー・パッチを保存しておくことをおすすめします。
- このシステム・プログラムのアップデートは、GT-10 以外の機器には絶対に送信しないでください。他の機器のデータやシステムが損なわれる可能性があります。
- アップデート作業中に電源が切れるなどの不慮の事故が発生した場合には、システムが破壊されて使用できなくなることがあります。GT-10 のアップデート・モードの起動ができなくなった場合には、お求めの販売店、または、弊社サポート窓口までご相談ください。
- システム・プログラムの入手ができなかったり、アップデート作業環境のないお客様のために、ローランドでは有償アップデートのサービスをご用意しています。弊社サポート窓口からご相談ください。
- このシステム・プログラムに関するインストールの操作手順などのお問合せにはお答えできません。あらかじめご容赦ください。ここに書かれている情報を元に、自己責任において作業をお願いいたします。
■
ダウンロードと圧縮ファイルの解凍
gt10_sys_v102.zip を適当なフォルダにダウンロードしてください。
ダウンロードしたファイルは zip 形式のアーカイブ・ファイルになっています。解凍すると gt10_sys_v102 フォルダが現れ、その中に 32 個のスタンダード MIDI ファイル ( gt10_002.mid ~ gt10_032.mid, gt10_065.mid ) が現れます。
[ Windows をお使いの場合 ]
アイコンを右クリックし、表示されたメニューから [ すべて展開 ] をクリックして解凍します。
[ Macintosh をお使いの場合]
アイコンをダブルクリックして解凍してください。
■
アップデート方法について
- GT-10 の電源が切れていることを確認します。
- GT-10 とお使いの MIDI シーケンサーを MIDI もしくは USB ケーブルで接続します。
※ USB 接続をお使いの場合は、先に GT-10 専用ドライバーをインストールしてからお使いください。
- [ CHANNEL SELECT]+[DISPLAY MODE ] + [ WRITE ] の 3 つのボタンを押しながら、GT-10 の電源を入れます。 アップデート・モードが起動し、しばらくすると次の待機画面が表示されます。
|
SYSTEM UPDATER
BOOT:V*.** FIRM:V*.**
Waiting SMF...
................
................
................
................ .
|
- 32 個のスタンダード MIDI ファイル ( gt10_002.mid ~ gt10_032.mid, gt10_065.mid ) をファイル名の番号順にシーケンサーで再生、送信をします。
※送信にはおよそ 30 分かかります。コンピューターをお使いの場合は、送信中にスリープしたりしないよう、あらかじめ設定しておいてください。
「簡易 SMF プレーヤー UpdSMF (Windows 版) を使った作業例」
- UpdSMF アイコンをダブルクリックします。
- "MIDI Out Device" のリストから、接続に合わせて MIDI Device を選びます。
※ USB 接続の場合は、[BOSS GT-10] を選んでください。
- "Path" をクリックし、解凍された SMF が存在するフォルダを選びます。
※ フォルダ内全てのスタンダード MIDI ファイルが再生対象になります。アップデートに不要なスタンダード MIDI ファイルと混在しないようにしてください。
※ Mac OS X 版では、"Select..." をクリックします。
- "Scan SMF" をクリックすると、アップデート用 SMF がリストされます。
※ Mac OS X 版では、この操作は必要ありません。
- "Send" をクリックして送信を開始します。
GT-10 の画面が受信中の表示に変わります。
|
SYSTEM UPDATER
BOOT:V*.** FIRM:V*.**
Now Receiving...
.*..............
................
................
................ .
|
- すべての SMF データの受信が完了すると GT-10 は自動的に書き込みを開始します。
以下の画面が表示されている間は、電源を切らないでください。
|
SYSTEM UPDATER
BOOT:V*.** FIRM:V*.**
Now Writing...
.ooooooooooooooo
oooooooooooooooo
................
................ o
|
- 書き込みが完了すると以下の画面が表示されます。 "Completed" の表示を確認の上、GT-10 の電源を切り、ケーブルを外してください。
|
SYSTEM UPDATER
BOOT:V*.** FIRM:V*.**
Completed
.ooooooooooooooo
oooooooooooooooo
................
................ o
|
- バージョンアップが正しくおこなわれたかどうか確認します。
- [ DISPLAY MODE ] ボタンを押しながら、電源をいれます。
"GT-10 GUITAR EFFECTS PROCESSOR" という表示が出るまで、ボタンを押したままにしておいてください。
その後、しばらくすると GT-10 VERSION 画面が表示されます。
- 画面に表示されるバージョン番号が 1.02 になっていることを確認します。
- GT-10 の電源を切ります。